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コーポレートアイデンティティーと言うと聴きなれない言葉ですが、わかりやすく説明すると、企業文化を構築や整理の上で、会社の特性や独自性を、統一されたイメージやデザインのもとに発信し、社会との共有をもって企業価値を高めていく戦略と言えます。一般的には会社のマークやロゴタイプなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。現物たる商品を販売する会社であればイメージがわきやすいですが、介護のような目に見えないサービスを提供する会社にとっては打ち出し方ひとつで対外イメージが大きく左右されます。難しく考えず、まず導入してみてはいかがでしょう。でも本当に大事なことは打ち出してから維持し、育てて行く方が本当の闘いだとも言えるでしょう。



企業理念のない会社などありません。しかし、具体的に問いただされるとなかなかうまく言えない事が多いのではないでしょうか。この会社は何を目指しているのか。何を提供してくれるのか。他社とどんな違いがあるのか。こうしたことをもう一度考え直す好機ととらえるのも大きなメリットになります。そうして出来上がったイメージをあらゆるツールで展開します。




コーポレート・シンボル(視覚的コミュニケーションの基本。マーク、シンボル、ロゴタイプ)
社名などのロゴタイプ
コーポレート・カラー(企業のイメージカラー)
コーポレート・フレーズ(企業の理念を表現する言葉)
グラフィック・エレメント(シンボルを補完するグラフィックス)
トレードキャラクター(企業イメージを表現するためのキャラクター)


ベーシックデザインを展開したものがアプリケーション・デザインです。
1、ステーショナリー・ビジネスフォーム(名刺・封筒・便箋・ファイルなどの事務用品)
2、製品(製品デザイン・ネーミング・ロゴのマーキング)
3、サイン(パネル・広告看板・標識・案内表示など)
4,環境・店舗(オフィス・工場など施設の内外観のイメージ)
5,輸送用機器(業務車両など)
6,広告・広報(会社案内・パンフレット・求人広告など)
7,ウェブサイト(公式ページ、採用ページなど)
8,ユニフォーム(服・帽子・腕章・名札・ワッペンなど)

アプリケーションの中で営業に直結するツールと言えばやはり、パンフレットや会社案内等ですが、介護業界では目に見える商品を販売しているわけではありません。目に見えないサービスを提供しているので、なかなか見定めがむつかしいのです。そうした中、一部の施設ではサービス内容を利用者にわかりやすく記した情報誌を提供する例があります。
しかし、制作に要する手間も結構かかり、ヘルパーさんなどの職員が時間を見つけてつくるので、なかなかいいものが出来る訳ではありません。しかし、やり方次第ではコンスタントに発行することで強力な武器にもなるのです。


パンフレットや情報誌は、相手に見てもらって始めて役に立つものです。そのためには心に残るようにしなくてはなりません。そうした意味からデザインは非常に重要な要素となります。また、訴えたいことが、しっかり文章に表現されている事も大切です。せっかくつくるのですから、やはりいいものを作ることが大切なことは言うまでもありません。そしてこうした作業の積み重ねが利用者やケアマネに信頼を勝ち得る重要な要素となるのです。



介護事業者の中には、きれいな会社案内を作っているところもありますが、作るにあたって大事なことは、この事業所はどんな事業所なのか、ちゃんと打ち出せているかです。
理念の打ち出しは、広告に関わらず運営や経営の根幹に関わる事です。もし、まだ定まっていないのなら、この機に見直してはいかがでしょう。



介護業界においても、今やホームページは当然のようになってきました。なぜなら、施設などを調べたいときに、いつでもスマホで見れるからです。施設の情報や所在地などいつでも見てもらえるように、置いておくだけのホームページでもいいのです。要は有ることが大切で、欲を言えば充実した内容と更新ではないでしょうか。








 

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